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開講年度 2014年度 登録コード 03012
授業名 ゲーミングで知るマクロ社会心理学
Social Psychology -A Macro Level Perspective-
担当教員 岡本 卓也 副担当  
講義期間 後期 曜日・時限 水2 講義室 共通教育65講義室 単位数 2
対象学生 授業形態 講義 備考  
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業のねらい授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通
・◎みずからを他者や社会との関わりのなかで捉え、自己啓発に努めることができる【自己認識・自己啓発マインド】
・◎理想や倫理観をもって社会の平和的・持続的発展のために行動できる【社会的行動マインド】
【授業の達成目標】
・実際にシミュレーションゲーミングに参加することで、問題を自分たちのものとして捉えることが出来る
・平和に関する心理学研究を総覧することが出来る。
【授業のねらい】
ゲーミングシミュレーションによる体験学習を通して、人が集団に所属することの意味を理解し、集団と集団の良好な関係形成に必要な実践知を身につける。
(2)授業の概要 社会心理学では、個人間や集団間での争いや協調が多く取り扱われる。具体的には、国家間・民族間あるいは階層間での差別や紛争・闘争、宗教や環境にかんする問題など多岐にわたる。さらには、それらを解決するための交渉の方法や集団行動などのテーマがあるだろう。これらのテーマについて、講義で学んだ経験を持っている人は多いだろう。しかし、これらの問題を、自分にはまったく関係のない話だ、と感じていたのではないだろうか。
 この講義では、国家間・民族間・階層間の紛争と協調の過程を実体験してもらうプログラムを組んでいる。履修者のみなさんに体験してもらう「国家間・民族間・階層間の紛争と協調」とは、RPG(ロールプレーイングゲーム)の一種である「仮想世界ゲーム(広瀬、1997)」の中での紛争と協調である。RPGといっても、ボードゲームやPC上のゲームではない。仮想世界ゲームは、約1日かけて行われ、参加者は実際に身体を動かし、頭を働かせ、集団間や個人間での交渉をしなければならい。協力と裏切りが錯綜するなかで、利害や階層、価値観の異なる人々が一致団結していくことの難しさとすばらしさ身をもって知って欲しい。その中であなた(と、あなたの属する集団)が生き残るには、どのような知識や情報、手段をもてば良いのか。そうした知識や情報が、この講義で語られる。
(3)授業のキーワード社会心理学
(4)授業計画以下の講義テーマに沿って進行し、講義の集大成として、11月ごろ実施予定の「仮想世界ゲーム」への参加を求める。参加には丸一日かかり労力は多いが、その分有意義な一日となるであろう。

1:オリエンテーション:「仮想世界ゲーム」とは何か?
2:差別と偏見の発生メカニズム
3:行動の原因帰属
4:集団意思決定-その効用と弊害
5:良きリーダーシップ、悪しきリーダーシップとは?
6:「仮想世界ゲーム」のしくみ
7:「仮想世界ゲーム」;集団の形成
8:「仮想世界ゲーム」;集団間関係の形成
9:「仮想世界ゲーム」;集団間関係の発展
10:「仮想世界ゲーム」;集団間葛藤の発生
11:「仮想世界ゲーム」;集団間葛藤の解決
12:「仮想世界ゲーム」;新たなる集団間関係の構築
13:マイノリティとマジョリティ
14:「わかっちゃいるけどやめられない」がまねく社会的ジレンマの罠
15:我々とやつら、集団間関係が作り出す悲喜劇

(5)成績評価の方法授業に対する積極的態度(30%)および「仮想世界ゲーム」へ参加後のレポート(70%)で評価する。
(6)履修上の注意11月頃の週末等を利用して行われる「仮想世界ゲーム」への参加が必須である。また教室の関係上、履修者人数を制限することがある。
(7)質問,相談への対応火曜の昼休みをオフィスアワーとするが、それ以外にも、メールで連絡をしてもらえれば、個別に対応する。
【教科書】広瀬幸雄,仮想世界ゲームから社会心理学を学ぶ,4-7795-0501-0,ナカニシヤ出版,2011,\2100
【参考書】Donald M. Taylor & Fathali M. Moghaddam(野波寛,岡本卓也,小杉考司 (翻訳)),2010,集団間関係の社会心理学―北米と欧州における理論の系譜と発展,978-4771021211,晃洋書房,\2940
【添付ファイル】 なし


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